sugao2004-09-24

さて今日はブラジル人に向けての仏教布教の一端について書いてみます。
ブラジル人に向けてというのは言葉を変えればポルトガル語による仏教伝道ともいえるかと思います。西洋における仏教の歴史とはそう古いことではなく、本格的には20世紀に入ってからといっても構わないでしょう。禅仏教の鈴木大拙師などの名前を聞かれた方もあるでしょうが、東洋は西洋に対して伝えるべき大切なものを持っているということを自覚し実践した日本人はそんなに多くないようです。
さてここのお寺ではブラジル人メンバーと僧侶と一体となって布教活動を行っています。ブラジルにおける仏教の伝統はまさに日本人移住者と共に始まるものでありますがまもなく100年を迎える歴史の中で、異なる思想の導入、植え付けというものが根を下ろし、育ってきていることを感じます。