sugao2004-10-29

教育とは常に大きな問題である。ブラジルにおいても結局のところ社会を良くするにはこれが鍵であるという人が多い。ブラジルは教育事情においても日本との違いが著しい。ここでは今もポルトガル語が読めない書けないという人がかなりあるし、“子供に労働させないで学校へやるように”ということがTVでも政府の広告として放送されている。最近のブラジルでの調査ではその子供が賢いかどうかという以上に家庭環境が子供の進学率に最も影響を与えているとあり、また教育というと学校教育を考えがちだが『社会が人を育てる』ということも見逃せない。むしろそれが非常に大きな役割を果たしているような気がする。私の育った町は世界的自動車メーカートヨタのお膝元であったが管理教育でも有名なところで、今にして学校教育の中にもトヨタ的な人間管理の思考がはたらいていたように思う。