sugao2004-10-20

今月31日の最終投票を待つサンパウロ市長選は普段あまり政治に関心の無い僕にも目が離せないものである。今月3日の一回目の投票結果では現職で労働者党のマルタ氏とブラジル社会民主党のセーラ氏の一騎打ちとなった。本当は事情のよくわからない外国人であるが、選挙権を持たない者の気楽さと共に考えたことを2回に分けて書いてみたい。
一都市の市長選とはいえサンパウロが南米最大の都市であることを考えればその意味合いの大きさがわかる。4年前の選挙でサンパウロ市長に就任したマルタ氏は現ブラジル大統領ルーラ氏と同じ赤い星印の労働者党員である。2年前の大統領選でルーラ氏に負けを喫したセーラ氏はこの度のサンパウロ市長選での再選を賭ける。
一回目の開票結果ではセーラ氏が優位に立った。基本的に中流以上の層が彼に入れ(あえてインテリ層という表現は避けてみたい)、貧困層がマルタ氏に入れるという結果だった。
(写真)引っ越した新居の窓から−うちのアパート自体は同じような造りで立ち並ぶビルの一室で公営住宅のような感じだが、窓からの風景は緑と邸宅が並ぶ。